最近交通事故の患者さんが立て続けに来られています、皆さんも運転は気を付けてくださいね(‘ω’)ノ
今日は歯科技工士記念日です。 1955年、日本で初めて日本歯科技工士会が誕生した事に由来します。 歯科技工士は、歯科技工士法に基づく歯科技工士国家試験に合格した者に対する厚生労働大臣免許の国家資格です。業務独占資格であるため、歯科医師もしくは当職以外が歯科技工業務を行うことは法律で禁止されています。 要するに歯科医師とはまったく違う職業であり、非常に高度な精密技工技術と審美感覚が求められる所謂職人のような仕事を主にしています。また、義歯といった口腔関連のものだけでなく、顎顔面領域において義眼や耳介、その他では義指など様々な補綴物を製作している人もおり、歯科技工の分野のみならず、顔の周りの物であればよろず何でも作るといったイメージの方が近いかもしれません。 一方で、歯科技工士の志願者は激減しており、養成機関も減少傾向にあります。歯科技工においてはCADやCAMテクノロジーをはじめとするデジタル化が急速に進展するとともに、新素材の開発も次々に行われ、さらには国家試験の全国統一化が実現し、資質向上とともに高度な技術が要求されるようになってきており、当分野は歴史的な変革期を迎えていると言えます。 現在は手作業で行われている作業模型製作、咬合器装着、ワックスアップ、口腔内に入る装置(インレー、クラウン、ブリッジ等)の製作は、将来的には3Dスキャナや口腔内カメラ、歯科用CAD/CAMシステム、3Dプリンタの普及により3Dデンチャーが普及し、作業の簡素化・自動化が進み、歯科技工士の作業は設計段階での誤差の補正や、機械で加工された装置の微調整、口腔内のチェックとなることが予想されています。 ですが、近年では20歳台の高い離職率や歯科技工士養成所への入学者数の減少により、歯科技工士の約半数が50歳以上と担い手の高齢化が進行。若者の人材不足が懸念されており、厚生労働省では平成30年5月より「歯科技工士の養成・確保に関する検討会」を開催しています。
今日のねこ