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今日は世界気象デーです。 1950年、世界気象機関(World Meteorological Organization:以下WMO)が発足した事に由来します。 世界気象機関は、各国が協力して円滑に気象業務が遂行できるように、共通の基準やルールを定めています。世界中の気象機関はその枠組みのもとで観測データや予測資料を迅速に交換し、災害の予防や交通安全の確保のため、台風や低気圧に伴う大雨・強風などを監視・予測して警報・注意報や天気予報を発表しています。また世界気象機関は地球環境問題についても国連環境計画と共同で「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」を設置するなど、早くから取り組んできました。昨年には第3回世界気候会議を開催し、気候への適応や気候リスク管理のために様々な分野で気候情報の利用を促進するため「気候サービスのための世界的な枠組み」の構築を決定しています。 要するに、日本でいうところの気象庁のような機関がたくさん集まって、世界中の気象情報を一か所に集めて共有し、関係各所からの問い合わせ等があった時に「ああ、そこらへんは雨ですね」といった感じで即座に返答できるようにする機関という事です。 ちなみにですが、気象庁発表の天気予報が的中する確率については皆さんもご興味がある事と思います。あくまで統計的な話ですが、気象庁による降水予報の的中確率は全国平均で83%です。近年では雨雲レーダーなどの技術が進歩しており、かなり正確な予測ができるようになっています。そういったデータに加えて、前年までの雨天状況や風向きなどの詳細な記録を加味した上で、所謂計算によって確率を求めているそうです。つまりはリアルタイムでの予想ではなく「この辺に雨雲があって風向きがこうだった時の何年何月何日の天気はこうだったので、恐らく今日もこういった天気だろう」という予測のもとに天気予報を発表しています。よって、詳細なデータが集まれば集まるだけ端的に言えば精度が増すのです。 実際に、気象庁は3か月予報や1か月予報といったかなり長期にわたる予報も発表しており、これらも実際に起きたデータをもとにして現在の状況から予想をしています。ただ、こういった長期予想は非常に難しく、当然のことながら自然を相手にした話ですので予想通りとはいかない場合が多いそうです。 ちなみにですが、日本における的中率が高い天気予報サイトは第一位が気象庁HPで、次点でYahoo!天気だそうです。

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